(1)バドミントンとはどのような競技なのか?
バドミントンとはどのような競技なのか?ホームページや書籍に書かれている定義などをもとに特徴を考えたいと思います。
(参考)
日本バドミントン協会(競技ルール)によるバドミントンの説明
日本オリンピック委員会によるバドミントンの説明
日本バドミントン協会「バドミントン教本」によるバドミントンの説明
岐阜県「バドミントン指導の手引き」によるバドミントンの説明
「コーチングforジュニアバドミントン」(竹俣明著)によるバドミントンの説明
1、日本バドミントン協会(競技ルール)より
バドミントンはネットをはさみ、1対1または2対2でシャトルを打ち合う競技です。種目には、男女別に行われるシングルスとダブルスがあります。さらに、男女がペアを組んで競技するミックスダブルスがあります。
2、日本オリンピック委員会より
バドミントンは1人対1人、または2人対2人で、ラケットを使ってネット越しにシャトルを打ち合い、得点を競うゲーム。オリンピックでは1992年バルセロナ大会から正式種目となり、男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスが行われています。バドミントンが他のネットスポーツと決定的に違うのは、丸いボールではなく、シャトルという全く形の違うものを使うことです。シャトルとは、半球状のコルクに水鳥の羽根を接着剤などで固定したもの。ラケットで打った瞬間の初速は、あらゆる球技の中で最も速いですが、空気抵抗を大きく受けるため、初速と相手コートに届くときの終速は著しく違います。その特性により、バドミントンはストロークの種類が多く、ラリーがスピードや変化に富んでいることが特徴です。
3、「バドミントン教本」より
いろいろなストロークを正確に、かつ攻撃的に継続して打つことによって、対戦相手にエラーをさせるように仕向ける競技。
対戦相手がエラーをするまでラリーを続ける。
対戦相手に自分の弱点を攻められないようにする。
対戦相手の弱点を集中的に攻める。
対戦相手にプレッシャーを与えるようなショットを継続して打つ。
対戦相手の得意なショットを拾って自滅させる。
対戦相手の足を瞬間止め、反応速度を遅らせる。
4、「バドミントン指導の手引き」より
バドミントン競技はコートをネットによって二分し、ラケットを用いてシャトルコックを打ち合うことによって、得点を競い合う競技である。また、競技者は2名ないし4名がコートに入り、1対1(シングルス)もしくは2対2(ダブルス)で対戦する。
5、「コーチングforジュニアバドミントン」より
バドミントンの特徴
対人競技
他のラケット競技に比べて打つポイントが多い
動きが激しく速い
ラケット競技の中でもフェイントが多い
ストロークの種類が多い
ネット前の攻防がゲームを左右する
ミスによる得点や失点が多い
フットワークに方向転換が多い
サービス自体に威力がない
高低や左右の角度がポイント
いろいろなバドミントンについての説明をまとめてみます。そうすると下記のような特徴が導き出されます。
対人競技 | 陸上のように記録に挑戦するような競技ではなく、対戦相手と技術などを競い合い、得点を競う競技。 ディセプションの技術や、攻め方など戦術の影響も大きく受ける。 |
道具を扱う競技 | ラケットという道具を使う競技。より技術的な競技と言える。 |
コートを使う競技 | コート内360度移動することが求められる。フットワークの習得が必要であり、ストップ&ターンが多い。また、コート内にシャトルを打つ必要があるでのコントロールも重要となる。 |
シャトルを打ち合う競技 | シャトルという特殊な球を打ち合う競技。フライトに特徴がある。スピード変化が激しい。 |
得点を競い合う競技 | フィギアスケートのように出来栄えを競う競技ではなく、対戦相手を打ち負かしたり、エラーをさせて得点を競う競技。 |
エラーによる得失点が多い競技 | エラーによっての得点、失点が多い競技。エラーをしない方法を身につけることが重要。 |
ストロークの種類が多い競技 | シャトルの飛び方が特殊であり、対応して打つストロークの種類が多い競技。全てのストロークを同じように打ち分けられることが重要。 |
フットワークが重要な競技 | コート内を後ろ向きに動くことが多い。広くないコートをいかに速く動けるかが重要。動き出し、ストップ&ターンが重要。色々な動き方を習得する。 |
バドミントンの特徴を理解し、どのようにしたら競技力向上につながるのか考えてみましょう。
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