ゲーム中のアドバイスについて

ゲーム中のアドバイス

ゲーム中のアドバイスは難しい。できることも限られている。ここでは、私の考える、試合の中でのアドバイスの仕方について、場面別に考えてみた。

日本バドミントン協会の競技規則では、「第16条 プレーの継続、振る舞い、罰則」の第5項にアドバイスとコートを離れることに関して、「シャトルがインプレーでない場合で、プレーヤーがサービスとレシーブのために位置につくまでの間に限り、プレーヤーはマッチ中、アドバイスを受けることができる。」とされている。

【補足】主にアドバイスできる機会は、、、
選手はインターバル時にアドバイスを受けることができる。
先に11点先取した場合、インターバル60秒間
ゲーム間 インターバル120秒間

60秒から120秒の間に何を伝えるか?

  • アドバイスできる時間は短い!よって要点を絞る
  • 全体としてポジティブな内容にする。士気を高める。
  • 練習でしていないことは試合では急にできない。
  • 技術面の課題を急に克服することはできない。

出来ることは、、、、

  • 戦術面のねらい、コース、攻め方などの確認する。
  • 対戦相手のねらい、意図、気付いたことの共有する。

指導者が複数いる場合

監督、コーチからそれぞれアドバイスする場合の注意点は以下の通り。

  • 事前に話し合っておき、伝えることを絞り、共有しておく。
  • それぞれバラバラに違うことを伝えたり、反対のことを伝えたりすると選手は混乱する。
  • アドバイスする内容を分担するなども良い。監督は精神面、コーチは戦術面、など

選手を混乱させない工夫が必要。

アドバイスの場面、タイミング

それでは、それぞれの場面別のアドバイスについてみていくことにする。

試合前

着眼点 試合開始に向けて、体を動かし、声を出し、頭を整理して、心も体もポジティブな方向に向ける。
具体例 フットワークをして、しっかり体を動かそう。
声を出して行こう。テンションを上げて気持ちで負けないように。
声を掛け合っていこう。
先手を取って、攻めて行こう。
試合の最初の入りが大切だよ。集中していこう。

インターバル

インターバル中のアドバイスのケースは、以下の3つの場面が考えられる。

インターバル・勝っている場面

着眼点 上手くいっている理由を示し、良い部分を継続していけるように声掛けを行う。よりポジティブな方向に向かわせる。
具体例 その調子、今のプレーを継続していこう。
〇〇の攻撃が効果的だよ。継続して行こう。
しっかりできているよ。
よく動けているね。続けていこう。

インターバル・拮抗している場面

着眼点 冷静に試合を分析して、良い行動が増やせるように励ます。ポジティブな方向に導く。
具体例 今〇〇の状況だから、〇〇を増やしていこう。できるよ。
もっと〇〇したら、〇〇になるよ。頑張ろう。
もっと声を出して行こう。テンションを上げていこう。
ジャンプして、体を動かそう。気持ちを切り替えていくよ。

イオンターバル・負けている場面

着眼点 冷静に試合を分析し、改善点を提案する。ポジティブな声掛けを行う。決して怒らない。気持ちを切り替えさせる。
具体例 一旦落ち着こう。〇〇を頑張ろう。
気持ちを切り替えて声を出して行こう。テンションをあげよう。
まずは追いつこう。もう少し〇〇しよう。
はい、深呼吸。気持ちを切り替えよう。

試合後

着眼点 次のゲームに向けてポジティブな声掛けを行う。反省ばかり、ネガティブな声掛けばかり行わない。1日の試合が終わったら、次への課題を提示する。
具体例 お疲れ様。よく頑張ったね。
〇〇がよくできていたね。次も継続しよう。
次の試合の準備をしっかりしよう。

アドバイスのまとめ

  • アドバイスの要点を絞っておく。言い過ぎない。
  • 声掛けはポジティブに。
  • 試合が続くのに、ネガティブな気持ちにさせない。
  • できないことを指示しない。
  • 試合の中で技術的な課題の修正は非常に難しい。
  • アドバイスはメンタル的なこと、試合の流れ、戦術に関することが中心になる。
  • 試合に負けても怒らない。一番悔しいのは選手たち。追い打ちをかけない。

以上が私のアドバイスについての考えです。ご意見やご感想はコメントをいただけますと幸いです。