勝利の栄光を君に №3

ミスをしないためには

以前日本バドミントン協会が発行した、『バドミントン教本基本編』の中で、バドミントンの定義は「いろいろなストロークを正確に、かつ攻撃的に継続して打つことによって、対戦相手にエラーさせるように仕向ける競技」と書かれています。この考え方の特徴は、バドミントンは対戦相手にエラーをさせるように仕向ける競技となっているところです。それだけ、得失点にエラーが影響する競技ということです。(ここでいうエラーとはミスと同じように使われています。)

確かに試合をしますと、決めきったような場面はそれほど多くないことに気が付きます。ということは、バドミントンはエラー(ミス)をしなければ、勝つことができるとも考えられます。

部位 内容 行うこと

神経
ドンピシャでシャトルを打てるように反復繰り返しシャトルを打ち、練習する。
認知・判断した脳からの信号を神経を通して筋に速く正確に伝える能力を向上させる。
色々なシチュエーションを反復練習!
質量転換は1万回!!

神経
より合理的な動作で、動作を複雑にしないように予測し準備をしておく。 準備する。
ラケットを上げる。
構える。
面を作る。

神経
より合理的な動作で、運動を発揮できるようなシャトルに近づき、シャトルを打つ。 身体をシャトルに近づける。
打ちやすい体勢で打つ。

神経
相手の打ってきたシャトルに素早く、合理的に反応できるように、集中してフォーカスする。 集中する。神経の情報伝達をスムーズにする。

このように見ると、脳・神経の働きがいかに重要かがわかります。繰り返し脳から筋への信号を正しく、早く伝わる、経路をたくさん作ることが必要です。準備をして複雑な動作にしない、繰り返し練習し、合理的に筋を働かせる、集中する、がポイントとなってきます。