人事異動

人事異動2025

千葉市の教職員の異動の発表がありました。
轟町中バドミントン部顧問の福田先生も来年度から若松中へ異動となりました。

福田先生は私が高洲一中の外部指導をしている時の教え子の一人であり、私が2年半前にバドミントン指導に10年ぶりに復帰しようと考えている時に真っ先に轟中で復帰するように声をかけてくれた先生でした。その熱意に押されて、私は轟町中学校で10年ぶりにバドミントン指導を再開することに決めました。

はじめのうちこそ、連携の面で少しギクシャクした部分はあったものの、徐々にそれも改善し、福田先生のバドミントンの知識と生徒を指導する力を活かし、私が練習環境を整えるというサポート関係が確立していきました。

選手の中は才能のある選手がたくさんいて、磨けば光るという状況でした。その中で、古川・吉野、岡庭・山西が成長し、団体で県大会に出場することができました。

翌年度は、瀬田・神谷を中心に関東を狙えると福田先生と話し合い、照準を関東に合わせ鍛えていきました。選手たちは私たちの期待に応え、千葉県3位、関東ベスト16という素晴らしい成績を残してくれました。

福田先生はこのような成果を轟町中学校にもたらし、子どもたちを育ててくれました。間違いなく、轟町中学校バドミントン部にとって、大きな役割を果たしてくれた指導者の一人です。今回の異動は残念ではありますが、新任校でも実力を発揮して成功されることを確信しています。

また、残された轟町中学校バドミントン部をますます発展させるよう、努力していかなければならないと考えています。

福田先生ありがとうございました。

轟町バドミントンクラブ
前林より




ダブルス強化計画2025年1月~

ダブルスの強化項目

項目の後ろの数字は練習時期

基本

・ラケットを上げる(0)
・コンパクトに強く(0)
 大振りしない
・準備(0)
 次の返球に対しての準備
・テンポ(0)
 打って打って打ってのテンポ

攻撃

・決定力の強化(1)
 ネット前、中間ボールを強く決める
・ライン攻撃の強化(1)
 スマッシュコースに入る
・前衛力の強化(2)
 ラインに入る。反応、読む、打ち込む、つなぐ
・迷わす力の強化(3)
 コース、サイドとセンターの打ち分け
・相手を動かす(3)
 ノーロブ、速いテンポで動かす
・ドライブレシーブの強化(1)
 強い返球、押し込む
・コースの変化(2)
 コースを変える

レシーブ

・レシーブ力の強化(1)
 大きくリセットする
・SbySの強化(2)
 二等辺三角形、ポジション
・体周りの強化(1)
 ラケットワーク、反応、返球率を高める
・リカバリー力の強化(2)
 打ち込む、逃げる、ローバック

動き

・フォーメーションのスピードアップ(1)
 T&BとSbySの切り替え
・ローテーションの強化(2)
 攻め続ける、カバー力

サーブ周り

・サーブ力の強化(1)
 絶対入れる、逸らす
・サーブレシーブ力の強化(1)
 ロングサーブを打ち込む、前後衛の入れ替え、沈める、
・3球目、4球目の強化(2)
 狙う、攻撃する、逃げる




日本バドミントン指導者連盟 講演会が行われました

日本バドミントン指導者連盟2024年度講演会に参加しました。

下記の日程で2024年度の講演会が行われ、オンラインで参加しました。

日時  2024年11月9日(土)9:30~16:30
会場  筑波大学およびオンライン
テーマ 一貫指導システムを再考する。
講師  吹田真士氏、中西洋介氏、升佑二郎氏

当日は仕事があり、所々の視聴でしたが、今後の指導に影響する充実した内容でした。以下に記録としてまとめます。

競争競技と闘争競技

サッカーは進んでいて、様々なスポーツの指導の参考になる部分がある。

サッカー = 闘争競技
陸上 = 競争競技

闘争競技は相手があり、プレー技術の発揮が保証されていない。お互いに良いプレーを発揮させないように競っている。

では、バドミントンは「間接的な闘争競技」

「集中しろ」というアドバイス → 「相手が何をしてくるのか?に集中しろ」が正解

バドミントンの健康問題

バドミントンは室内スポーツで日光にあたらない。→ ビタミンD不足に陥りがち。
1日の試合数が多すぎる。練習量が多い。→ 慢性的なエネルギー不足

バドミントン選手は骨の発育不全から疲労骨折の経験が非常に多い。
RED-S 月経不順

栄養の摂取 → 食事がとても重要。炭水化物、糖質の補給。

技術(テクニック)とスキル

技術(テクニック) = ~の仕方、打ち方、動き方、など
スキル = うまさ、どんな時にも発揮できる

スキルは教えられるか?
スキルは様々な要因の影響を受ける。

生体 体の制約
環境 環境の制約
課題 タスクの制約

スキルは教えられるか? → 難しい、教えにくい

様々な制約を考慮し、練習を組み立てる。 → 賢い体をつくる

世界水準トレーニングのトレンド

3つのポイント

  • 融合局面にフォーカス
  • プレローディング
  • 自己組織化

融合局面にフォーカス

融合局面とは、つなぎ目のこと。
異なる運動の組み合わせ → 新しい運動に

例えば、打つ→動く 含めた動作

これには、フィードのタイミング、姿勢、視線が大切

バドミントンの練習に本当に必要なのは?
止まってドライブ
止まってドライブのフォア、バック交互
ドライブ打って前に

プレローディング

バランスボールに後ろから押されて、脚の前側に負荷をかける

自己組織化

エキスパートほど、運動はバラバラ
×機械のような運動

スキル = 複数のソリューションがある。
獲得させたい運動が引き出される練習が大切

特にジュニア指導

テニスのプレイ&ステイ
コートを小さくして、飛ばないボールにして、道具を軽くして、ラリーが続くようにしている。
ジュニア選手があたかもトップ選手のようなプレーをしている。
スキルにあふれている。

繰り返しのない、繰り返し練習が必要
早期多様化
色々なスポーツ経験

世界トップ選手のスキル(シングルス)

3大要素

  1. シャトルを沈める能力
  2. ラリーを継続する能力
  3. コート内で相手の位置を把握し配球する能力

1,シャトルを沈める能力

日本人は背が低い(日本人以外の平均183㎝、日本人170㎝)

コートの前に落とす力
クリアーを減らして、ロブを打つ回数を増やす

クリアーはサイドアウトする確率がロブより大きい
クリアーは到達時間がロブより遅い

→ ロブで攻める。ロブをコントロールして、強打をクロスに打たせない。

そのためには
レベルスイングのマスター = 点ではなく、線でとらえる、シャトルを浮かせない
ラケット面を立てて = ラケット面が手より上にある

少しでも上から入る努力、簡単に上げない努力

2,ラリーを継続する能力(フットワーク・持久力)

ストレートロブの精度を上げる

→ 相手のストレートへの返球を増やす → ホームへの戻りが少なくて済む

センターへの返球

→ 返球コースを減らすことができる

3,コート内で相手の位置を把握し配球する能力

相手の待ち位置を予測する能力

短い球 → 短い球で返球される可能性が高い → 返球が早い
長い球 → 長い球で返球される可能性が高い → 返球が遅い

→ 早く返球される短い球を打った場合、前エリア内で待つ必要がある

ネット前のスキルを向上させる
ポジションどりが重要

練習の質と量

上手くなる = 脳の自動処理化が高い
練習の質が高い = 自動処理化のスピードを速くする練習

インターリーブ理論
1回2~3時間の練習で練習回数を多くする。
練習 → 睡眠で整理

→ 1種目を長く練習するではなく、複数種目を分けて練習する。
繰り返し = 意欲低下、反射で反応 = 飽きる = 脳が成長しない

→ 上級者との練習、刺激のある新規の練習が必要 → 練習の質を高める

練習量も重要
生理的限界を高める = リミットを外す

量と質の兼ね合いが重要
→ 年間計画を立ててコントロールする

世界のバドミントントレーニングの傾向

持久的トレーニングは少なめ
筋トレが多い




勝利の栄光を君に バドミントンのルールを学ぶ

バドミントンのルールを学ぼう!

1年生大会が近づいてきました。大会に出場するためには最低限のルールを知らなくてはなりません。
大会に出場すれば審判になることもあります。主審、線審ができるように最低限のルールを学んで、準備をしておきましょう。

ルールを学べるサイト

スコアシートの書き方を学べるサイト

1年生大会に向けてのチェック項目

マスターできていますでしょうか?

試合の進め方(シングルスの主審)

集まってもらう
「集まってください。」

試合開始のあいさつをする
「これから○○中の○○さんと□□中の□□さんの試合を始めます」

選手の確認 ゼッケンを見せてもらう
「ゼッケンを見せてください。」

トスをする
「トスしてください。」

サーブとエンドを決める
「サーブとエンドはどちらにしますか?」
「サーブとレシーブはどちらにしますか?」
「エンドはどちらにしますか?」

試打をする
「試打してください」

試合を開始する
「15ポイント3ゲーム、ラブオールプレイ」

サーバーが得点
「ワン・ラブ」

レシーバーが得点
「サービスオーバー ワン・オール」

どちらかが8点先取の場面でインターバルの請求があった場合
「インターバル」1分間 残り20秒でコートに入ってもらう

ゲームを再開する(例えば8対5の場合)
「8、5」プレイ

15ポイントをどちらかが取ったら
「ゲーム」
「チェンジエンド」2分間 残り20秒でコートに入ってもらう

2ゲーム目を始める
「よろしいですか?」
「セカンドゲーム、ラブオールプレイ」

2ゲーム目が終わってゲームカウント1対1になった場合
「ゲーム」
「チェンジエンド」

3ゲーム目を始める
「よろしいですか?」
「ファイナルゲーム、ラブオールプレイ」

8点をどちらかが先取した場合(8対5の場合)
「エイト、ファイブ」
「チェンジエンド」1分間 残り20秒でコートに入ってもらう

14点をどちらかが取ったら(14対10の場合)
「14,10 サーバーマッチポイント」

15点を取ったら(15対10の場合)
「15,10 ゲームオーバー」

試合終了のあいさつをする
「ただ今の試合はゲームカウント2対1で○○さんの勝ちです」
「礼」

勝者サインをもらう




バドミントン練習メニューのもと(練習メニューの作り方)

手順

  1. トレーニングの原理・原則を意識する
  2. 年間計画の期分けを考慮する
  3. 単複の重点をどちらに置くか考慮する
  4. 課題を設定する
  5. 量・強度を設定する
  6. 環境条件を考慮する

トレーニングの原理

トレーニングの原則

年間計画(52週)を作成する

期分け

一般準備期

身体能力の全面的な発達有酸素能力、基礎的筋力、柔軟性などの全面的な向上

新しい技術、動きづくり、戦術や態度の学習など

量の増大

専門準備期

技術的、戦術的要素の向上

直接的な競技力の発生と向上
 体力的要素と技術的要素を最適に結び付けていく
 無酸素性能力、専門的筋力(爆発的筋力、エキセントリック筋力)、敏捷性など

強度の増大

試合期

試合に近いコンディション下での技術、戦術の改善

対戦相手を想定した技術、戦術のトレーニング

単複の重点を考慮する

課題を設定する

例えば、10月は

行事等 新人大会前の時期 大会前なので、戦術的な練習、実戦的な練習をしないといけない。戦術を意識させる練習を増やそうか?
期分け 専門準備期 インターバルトレーニングなど、バドミントン的な動きの専門的なトレーニングをしたい。
単複 ダブルスの練習期 体育館練習では、ダブルス強化の練習をしたい。
項目 課題
メンタル 緊張している。
点差がつくと諦めてしまう。
フィジカル コート内移動スピードが遅い。
脚力が弱い。
スキル シングルス カウンターが打てない。
レシーブが弱い。
クリアー力が弱い。
ネット前からクロスが使えない。
ダブルス 攻め続けられない。
簡単に上げてしまう。
スマッシュが浮いてしまい、カウンターを食らう。
相手を動かすことができない。

練習量と強度の設定

環境・条件を考慮する

項目 条件
男女 男女あり
部員数 2年男子9名、1年男子7名、
2年女子5名、1年女子6名 合計27名
体育館使用 平日週2~3日、武道場2~3日
コート6面
朝練 なし

フィジカルトレーニング例

項目
すばやさ チャイナステップ 二重とび チャイナステップ 二重とび チャイナステップ
スタミナ等 2400m サーキット インターバルトレーニング サーキット 2400m
筋力 体幹 上半身 体幹 下半身 体幹
その他 ステップ練習 ステップ練習

体育館練習例

メニュー ねらい
椅子タッチ スピードアップ、特に動き出しのスピードアップ
20秒で13回目標に
パターン練習
①スピードアップ
②レシーブ強化
①足を止めない、待たずに打ちに行く
②構える、懐を作る
ボックス 積極的にスマッシュ、前へ詰める
簡単に上げない
半面2対1 後衛は攻撃を続ける、前衛のフォロー、
前衛はコースに入る、読む
全面2対2
①スマッシュ交互
②クリアードロップ
①フォーメーションを速く作る
②オープンスペースにシャトルを送り込む、相手を動かす



バドミントン練習メニューのもと(中学生のスキルトレーニング)

技術の自動化を目指す

スキャモンの発育曲線

神経型は6歳までに約80%成長し、12歳までに約100%成長してしまいます。小学生のゴールデンエイジ期にはスキルの獲得は著しいですが、中学生になると、動作はぎこちなくなり、スキルの獲得は鈍くなってくると言われています。

子どもの発達・発育パターン(動作の習得)

動作の習得を中心に発達、発育パターンを見ていくと、やはり小学生の時期にピークを迎え、中学生の時期は発達が下降傾向にある時期と言えます。

ですので、この図からも中学生のスキル、技術の習得は時間がかかり、工夫が必要だと思われます。

神経系トレーニングと筋系・呼吸・循環器系トレーニングとの比較

1,神経系トレーニング(スキルトレーニング)は、ステップ状に向上していく。直線的な向上ではない。

2,ステップ状の向上=プラトーがある。(一気に向上と向上しない時期)

3,トレーニングを中止しても、一度獲得したトレーニングの効果は持続する特徴がある。
例:自転車の運転

スキルトレーニングの効果のあらわれかたの特徴

第1段階 認知的・意識的な段階
基本的な知識や動作の習得を目指します。確認しながら、意識しながら動作を調整し、繰り返しますが、粗大な誤りがしばしばみられます。

第2段階 感覚と運動の連合段階
基本的な動作の習得が進みます。感覚と運動が連動していきますが、安定する段階には達していません。

第3段階 自動化の段階
動作に注意を払わずに、安定したパフォーマンスを発揮できる段階。また多様なプレーが可能になります。

スキルトレーニングの効果的な方法

1,はじめにたくさん反復する
トレーニングの初期に効果が大きく、その時期に反復量も多くすればより大きな効果が得られると考えられています。

2,常に集中して取り組み、長時間だらだら行わない。
スキルトレーニングでは新鮮な気持ちと身体で課題に取り組むことが重要です。

3,効果の定着には4時間を空ける、もしくは睡眠。
効果を長期間保持させるには、習得後に4 時間以上の時間経過が必要といわれています。
さらに睡眠をとるとさらにパフォーマンスは向上するといわれています。

4,10000回、10000時間
高度なスキルを獲得するためには長期にわたるトレーニングが必要となります。
一流選手になるためには1 日に3 時間、毎日練習するとして10 年間、10,000 時間が必要と考えられています。




2024年日本バドミントン学会 第1回研究会に参加しました

日本テニス協会 普及推進本部副本部長 今井茂樹氏
「テニピンでテニスのミライを創る」の講義を聞いた感想

「テニピン」は本当によく考えられたスポーツ。

講義を聞いて一番初めに印象に残ったことは、テニピンというスポーツは本当によく考えられたスポーツであることです。小学生にラケットを扱うことが難しい。ラケットを集めることも難しい。上手な子だけが輝いてしまう。テニスの授業を一般化することは難しかったようです。

それを、ラケットの代わりに、手で打つような形に用具を改良したこと、道具を段ボールで作れるようにしたこと、ダブルスにしたこと、交互に打たなくてはいけないこと、4回ラリーをしたのちでないと得点できないルールとしたこと、などの工夫で解消しています。

テニピンを普及するためにあらゆる努力をされたこと。

国立大学付属小への配属という幸運はあったものの、テニピンへの取り組みを新聞へ投稿、教育雑誌へ投稿、松岡修造氏との対談の申し込み、テニス協会へのPRなど、ありとあらゆる手段を使ってPR活動など行い普及をされてきました。その行動力が素晴らしいものを感じました。

当初松岡修造氏はラケットを使わないことなどに対し、テニスではないのではないかなど、懐疑的な発言をされていたようですが、今井氏はテニピンがラケット操作の向上をもたらすことを証明する研究成果を持ち、再度説明するなどし、現在は松岡修造氏も認め、応援してくれているとのことです。

学校現場に普及させるためには楽しく体育に親しむ、運動を好きになる、そのような視点をどれだけもてるか

テニスの強化のため、バドミントンの強化のため、普及のためにテニピンを教育現場に普及させなければ、、、等という発想ではいつまでたっても普及は行えないということ。学校現場の体育、楽しく運動することにテニピンがどれだけ役に立てるかという発想で普及を進めているということです。
1,個が輝く
2,状況を判断する力
3,戦略を練る力
4,問題を解決する力
5,成功も失敗も自分ごと

バドミントンに置き換えてみるとどうすればよいか?

テニスとバドミントンの違いはバウンドして打ち返してよいか、ノーバウンドで打ち返すかの違いにあると思います。

どうしたら優しさを確保してノーバウンドで打ち合うことが実現できるか?

1,コートを狭くする
2,風船など、ボールを工夫する
3,コート内の人数を多くする
などの工夫が必要ではないかと思います。

また、教育現場でバドミントンはどういった教育効果あるか?
テニピンを参考にすると
1,個が輝く・・・・・・・・当てはまる
2,状況を判断する力・・・・当てはまる
3,戦略を練る力・・・・・・当てはまる
4,問題を解決する力・・・・当てはまる
5,成功も失敗も自分ごと・・当てはまる
6,道具を上手く扱う(巧みさ)

バドミントンも工夫次第では教育現場で楽しく、体育として役立つスポーツの一つとして採用される可能性はあるのではないかと思います。ただし、バドミントンのそのままではやはり、専門的すぎたり、費用的な面でも難しいのではないかと感じます。

参考にしたページ
日本テニス協会HP




2024年 新人大会に向けて

夏休みを終えて

今年の夏休みは、3年生の関東大会あり、顧問の先生の学級生徒の全国大会の引率あり、私の人事異動あり、猛暑でもあり、なかなか思うように練習時間が取れない夏休みでした。1,2年生にはとても申し訳ない夏休みとなってしまいました。

そのような中で学年別大会で1年生は、2,3位、2年生は男女ともにベスト8に2組はまずまずの成果だっと思います。しかし新人大会で県大会に出られる戦力かというと、少し足りないような気がしています。これからますますの強化が必要です。

これからの練習について

point
練習量UP!

轟町中の女子が参加しやすいように、毎週火曜日の練習をYohaSアリーナに変更します。ですので、できるだけ参加をしてください。

いつも言っているように、練習の成果=練習量×練習の質ですので、ある程度の練習量は必要です。
火曜日のYohaS、土曜日の轟町中、日曜日の轟町中を活用してください。

point
動きながらのラリー力を身につける

打って足が止まる。試合終盤になると足が止まる。そんな試合が多く見受けられました。バドミントンはリズムが大切です。常に足を動かし、足を運び、良い位置、良い体勢でシャトルを捉える必要があります。また、打った後には良いポジションをとる必要があります。止まることは通常ありません。常に動き続けることができるスタミナも必要になりますし、ラリーの中でリズムをとり、動き続けるクセをつける必要があります。これはノック練習などで培っていきたいと思います。

point
前衛のアタック力の強化

学年別大会では後衛が良く攻めていいたと思います。轟のスタイルである、攻撃バドミントンは継承されていると感じました。しかし、なかなか前で決めきれない。1つは、後衛のスマッシュのコースが良くないこと。相手の正面に打っている。しっかりサイドラインにコントロールされていない。センターにコントロールされていないこと。2つ目は、前衛のポジション。後衛の打ったスマッシュコースにポジションできていないこと。3点目、前衛のラケットの準備ができていないこと。ラケットを上げて、引いて打つだけの準備ができていない。シャトルが飛んできてから、ラケットを引いて、打つからアウトを打ったり、ネットにかけたりしていること。この3点をしっかり見直し、前衛のアタック力を強化していきましょう。

point
バックハンドの強化

フォアに比べて強い球で返球できないのがバックハンドです。バックハンドの返球のバリエーションを増やすことが課題です。ストレートに強く返球する基本から、クロスへ強く返す、クロスのネットへ返球するなどバリエーションを増やしていきたいと思います。ローバック、ハイバックも練習します。

point
サーブ周りの強化

ダブルスはサーブ周りが8割というほど重要です。サーブ練習、サーブレシーブの練習を集中してしっかり行います。
サーブレシーブは攻撃的にラケットを立てて相手に下で取らせることを主眼に置いたレシーブを練習します。

新人大会で千葉市ベスト4を目指して

課題を1つ1つ乗り越えて、男女ともに新人大会で団体千葉市ベスト4を目指そう!がんばろう!




強いチーム、弱いチームの心技体(轟町中作成)

強いチーム、弱いチームの心技体(H16.10轟町中作成)

以前、県大会を見学して、強いチーム、弱いチームの特徴を話し合って作成したシートです。10年以上前に作りましたが今でも参考になる意見が多くあります。チーム作りの参考にされてはいかがでしょうか?

強いチーム 弱いチーム
心、気持ち、メンタル 勝ちたいという気持ちが強い
勝利への欲求が強い
気持ちの切り替えが早い
ミスが続かない
シャトルを必ず触る意欲が強い
最後までシャトルを追う
いつでも強気
パートナーを信じ切っている
ダブルスでは声を掛け合っている
応援の声が大きい
声が出ている
タオルや雑巾を使うタイミングがいい。
いろんな人の試合を見ている
ミスした球は自分で拾いに行っている
気持ちが熱くなりすぎない
常に冷静
礼儀正しい
チームワークがいい
団結力がある
準備が早い
負けていてもプレーが変わらない
ミスを恐れていない
独特な応援をしている
1つ1つの試合を丁寧に行っている
落ち着いている
試合に慣れている
今までの成果を出し切るように全力で戦っている
一球入魂
ガッツポーズなどが自然に出ている
1本1本に集中している
弱気
勝ちたい気持ちが弱い
声が小さい(出ていない)
すぐに諦めてしまう
やる気がない
パートナーを信じていない
ひとりで突っ走っている
マイナス思考
負けることを考えている
応援の声が小さい
ミスが続く
チームの雰囲気が暗い
静かすぎる
すぐにカッとなる
礼儀が悪い
挨拶をしない
ダブルスが無言
準備が遅い
負けているとますますダメになる
競っているときも声が出ない
自信がない
全力を出し切らない
試合にまじめに取り組まない
慌てている
集中していない
ネットにかけてもシャトルを拾いに行かない
パートナーに任せっぱなし
ミスで落ち込みすぎ
おどおどしている
技、技術、スキル 叩ける球はとことん叩く
体勢が崩れたらクリアーで大きく返している
相手選手を振っている
四隅を狙っている
コートを広く使っている
ミスが少ない
つなぎと攻めと区別がついている
フォームがきれい
基礎打ちを大切にしている
攻める球が強い
サーブミスが少ない
打ったらすぐ次の動作を考えている
甘い球はプッシュ
積極的なプレー
クリアー、スマッシュが強い
ヘアピンを高い位置で打っている
レシーブが強い
クロスヘアピン、スピンが打てる
丁寧なプレーをする
ショットが強くて正確
少しの力で良いショットが打てる
スイングスピードがはやい
調子の悪い球は使わず、調子のいい球で勝負をする
読まれないように打てる
フェイントが上手い
相手選手の足を止めている
ラケットを上げて構えている
ローテーションが速い
ラリーに強い
組み立てが上手
粘れる
大振りしない
アウトが少ない
厳しい体勢からもしっかりした球が打てる
チャンスボールをチャンスボールで返してしまう
体勢が崩れるとすぐにチャンスボールになるドロップで返してしまう
同じところにスマッシュを打つ
腰が高い
ミスが多い
つなぎ球が打てない
フォームが汚い
悪いくせがある
サーブが雑
慎重さがない
基礎打ちがいい加減
攻める球が弱い
ショットが弱い
使うコートが狭い
半面しか使わない
すぐにアウトしてしまう
甘い球を見逃す
消極的なプレー
打って止まっている
何を打つのかわかりやすい
クリアーが飛ばず、スマッシュが遅い
ヘアピンを低い位置で取っている
レシーブが下手
コースをついていない
ただ打っているだけ
シャトルを飛んできた方向にばかり返す
試合の流れを変えることができない
ネット前でネットにかける
1つ1つの動作が適当でのろい
調子の悪い球を打ってミスばかりする
雑なプレーをする
フェイントがない
ラケットが下がっている
構えていない
足が止まっている
サーブが下手で浮く
ジャッジが甘い
体、体力、フィジカル コート内で全力で走るプレーができる
試合で全力がだせる
練習と試合が同じようにできる
1歩が踏み込める
早く来てアップをしている
試合中よく足が動いている
苦しくても粘っている
粘り強い
健康
病気怪我をしない
フットワークがはやい
スタミナがある
ジャンプが高い
背筋が強い
動体視力がある
最後までフットワークがはやい
力を出し切れている
体が柔らかい
柔軟
ラストの1歩が大きい
反応が早い
すぐに疲れて動きが鈍くなる
とっさの判断ができない
技の切れがない
1歩が踏み出せない
アップをしていない
苦しいとすぐにあきらめる
怪我や痛いところがある
フットワークが遅い
すぐに息が切れる
ばてる
踏み込みが甘い
肩が弱い
ジャンプが低い
背筋が弱い
動体視力がない
体力がない
病気にかかりやすい
怪我をしやすい
トレーニング不足
ひざに手をついている
打ち終わった後にこけている
反応が遅い
動きが鈍い
知、知力、インテレクチュアル アップが試合前にできている
強いチームの研究をしている
主審、線審をマスターしている
コートがなくても素振り、フットワークをしている
本気で取り組んでいる
顧問の先生やコーチにアドバイスを聞きに行っている
行動がはやい
試合準備が万全
荷物がまとめてある
いろんな選手や試合を見ている
試合が近づいたらアップを始めている
応援がすごい
コンディションが整えられる
対戦相手の対策を考えている
判断力がいい
体を冷やさないように工夫している
タオル、水筒、雑巾など、用意している
フォームを常に確認している
試合が始まるときには軽く息がきれた状態にしている
水分をこまめに補給している
ご飯の食べ方がいい
食べ過ぎない
睡眠をしっかりとっている
着替えや汗拭きをしっかりしている
役割分担がしっかりできている
拍手がすごい
体を温めず試合をしようとしている
試合の応援以外おしゃべりしている
主審、線審ができない
やる気がない
体が硬い
何もしないで試合に入る
行動が遅い
試合の準備ができていない
忘れ物やなくしものが多い
荷物がぐちゃぐちゃ
試合を見ずに遊んでいる
試合中にヤジを飛ばしている
マナーが悪い
応援が不真面目
コンディションが整えられていない
対戦相手の研究ができていない
体を冷やしている
準備がギリギリ
縄跳びなど必要なものをもっていない
水分をとりすぎている
ご飯を一気に食べている
寝不足
拍手が小さい
自分のチームだけしか見ない
チーム内に負けると思っている人がいる



高校でバドミントンを続ける3年生へ

可逆性の原理

残念ながらトレーニングをしないと、せっかく鍛えた体力は、徐々に低下していきます。そして数カ月で体力は全くトレーニングをしていなかった状態へ戻ってしまいます。つまり、体力トレーニングは継続しなければならないということです。一方、スキルはなかなか、低下しにくいと言われています。

ではどうすればよいか?

最低限体力の維持を目指す!

ポイント

  • 優先度を意識する
    筋力 > 心肺呼吸機能 > スキル

  • 勉強とのバランス
    トレーニングは勉強の息抜きに行う

体力を維持して高校バドミントンでスタートダッシュを決めろ!!